望むならあなたのもとに戻るのに ふたりの月が充ちてゆくから
**********************
あなたが夜空を見上げることがあれば
静かに輝く月を見るでしょう
夜空に映る月輪の光は
あなたを見護る天使からの贈り物
夜空に映る月の光が美しく見えるのは
あなたの心に混ざりけなく届いているから
夜空に映る月の光がやさしく感じるのは
ひとの哀しみを感じやすいひとだから
夜空に映る月の光に心が惹かれるのは
あなたが純粋に生きているから
あなたが夜空を見上げることがあれば
静かに輝く月を見るでしょう
夜空に映る月輪の光は
あなたを見護る天使からの贈り物
イルミネーションがきらめく街
時を忘れるようなひと時の楽しみ
華やかな都会の情景は
あなたの孤独を忘れさせてくれるでしょう
けれども 人々に別れを告げたあと
あなたは気づくかもしれません
自分を待ってくれているひとはいるのだろうか
自分を必要としてくれるひとはいるのだろうか
生まれてきたときには誰もが白紙の状態
いちからのスタートだと思っている
でも本当は生れる前の宝物を抱えて
やってくるのかもしれません
本当の苦しみは愛する人からやってくる
本当の喜びも愛する人からやってくる
あなたを見護る天使は祈っているでしょう
あなたが幸せを創ることができますように
あなたが夜空を見上げることがあれば
静かに輝く月を見るでしょう
夜空に映る月輪の光は
あなたを見護る天使からの贈り物
**********************
もし君の言葉が詩に聞こえたら ふたりの月が充ちてきた時